2010年 02月 10日
山本冬彦コレクション展 |
先日の日曜日、佐藤美術館「山本冬彦コレクション展」に行ってきました。
山本冬彦氏はサラリーマンの傍ら、趣味で絵の収集をしていて、既に1,000点以上の
作品を持っているコレクターです。ならば富裕層なのかと思いきや、サラリーマン家業の
上での収集なので、絵は小作品、例えば、A3~B5ほどの大きさの作品が多くを占める
ようです。それも値段の安いというか、買える作品を(当たり前ですが)を集めています。
そのためには毎週、銀座あたりの画廊に顔をだしては、お茶(本当にお茶1杯)を飲んで
話をして帰っていくことも日常の週末の過ごし方なのだそうです。
同時に行われた「トークショー:コレクターと若手作家について」。
このトークショー、とても盛況で立ち見もでる始末。100人前後はいたかな。そんなに
入れるスペースがないのに・・・(笑)。そのなかで、業界関係者ではない一般出身の
山本氏だからこそ、見えてくることもあるようで幾つか持論を展開されていました。
とりわけ、これは私も不思議だったのですが、何で画廊は日曜・祝日が休みなんだ?と
言われていました。どこに顔を向けて画廊は商売しているんだ。一般客は来なくていいから
富裕層だけ来てくれ、という態度が未だに見え隠れしていて、これは直らないのでしょう
かね・・と。同感です。
そうでなくても、平日のガラス越しに画廊をのぞいて、誰もいないところには入りづらいのに
日曜・祝日が休みではもっと足が遠のいてしまう。
画廊にとって絵画は不動産と同じで、良い絵でも買い手がいなければ意味がない、という
スタンスが大きく出てしまうと、自然とそのような態度になっていくのだろうな。すぐ、
現金が手元に入る絵だけに力が入ると、数年前の競争種牡馬のラムタラではないけど、
大きくこけるのでは。
実際ここ数年、画廊の経営は厳しくなっていて、今年もいく店舗か閉店の噂が上がって
いる。昔のオランダのように、国民がこぞって絵を家に飾れるような風潮に(それがはやり
でも)ならないものかとも思うのでした。
山本冬彦氏はサラリーマンの傍ら、趣味で絵の収集をしていて、既に1,000点以上の
作品を持っているコレクターです。ならば富裕層なのかと思いきや、サラリーマン家業の
上での収集なので、絵は小作品、例えば、A3~B5ほどの大きさの作品が多くを占める
ようです。それも値段の安いというか、買える作品を(当たり前ですが)を集めています。
そのためには毎週、銀座あたりの画廊に顔をだしては、お茶(本当にお茶1杯)を飲んで
話をして帰っていくことも日常の週末の過ごし方なのだそうです。
同時に行われた「トークショー:コレクターと若手作家について」。
このトークショー、とても盛況で立ち見もでる始末。100人前後はいたかな。そんなに
入れるスペースがないのに・・・(笑)。そのなかで、業界関係者ではない一般出身の
山本氏だからこそ、見えてくることもあるようで幾つか持論を展開されていました。
とりわけ、これは私も不思議だったのですが、何で画廊は日曜・祝日が休みなんだ?と
言われていました。どこに顔を向けて画廊は商売しているんだ。一般客は来なくていいから
富裕層だけ来てくれ、という態度が未だに見え隠れしていて、これは直らないのでしょう
かね・・と。同感です。
そうでなくても、平日のガラス越しに画廊をのぞいて、誰もいないところには入りづらいのに
日曜・祝日が休みではもっと足が遠のいてしまう。
画廊にとって絵画は不動産と同じで、良い絵でも買い手がいなければ意味がない、という
スタンスが大きく出てしまうと、自然とそのような態度になっていくのだろうな。すぐ、
現金が手元に入る絵だけに力が入ると、数年前の競争種牡馬のラムタラではないけど、
大きくこけるのでは。
実際ここ数年、画廊の経営は厳しくなっていて、今年もいく店舗か閉店の噂が上がって
いる。昔のオランダのように、国民がこぞって絵を家に飾れるような風潮に(それがはやり
でも)ならないものかとも思うのでした。
by hynbm
| 2010-02-10 22:56
| お絵かき