2005年 09月 14日
絵の履歴書Ⅲ(最終回) |
絵を描き始めてから、東京で開かれている企画展はなるべく見るように
してきました。おかげで、上野には月1回のペースで出かけるようにも
なりました。いわゆる、西洋の巨匠達の作品を始め、地味な企画も
すべからく勉強と思い、何かをつかむ思いで出かけていったものでした。
そんな時、東京国立近代美術館で「小倉遊亀」展を見る機会がありました。
日本画です。日本画ってなんぞや???、という好奇心もあって見に行ったのですが、
その時の感じが、肩肘張らずに見られたというのか、リラックス出来たというのか、
こんな絵を描いてみたい!、という思いに包まれたのです。
これまで、どこか勉強として、仕事として、何かをつかんでこようという思いが
あったのですが、そんな気分をどこかに置いてきて、気分良く見られたのです。
それからは日本画の画集を図書館で借りたり、どこに行けば、日本画を教えて貰えるのか
調べ、一番最初に辿り付いたのが、東京都が行っている都立高校公開講座でした。
小石川高校で土曜日、計2.5hx5回。課題は最初の2回がバラ。あとの3回は、
自由課題でした。
この時に初めて、胡粉(ごふん:主な原料は貝殻(かいがら)を粉にしたもの)や
膠(にかわ:動物の皮や骨などを煮つめた液)・岩絵の具に触れることが出来ました。
また、その時の講師が、芸大の平山郁夫研究室の助手という、ビックネームだったことも
のめり込むきっかけだったかもしれません。
日本画を一度でもやられた方なら分かるかもしれませんが、絵を描くことと同じくらい
日本画の画材に触れているだけで楽しいというか、気分が集中できるというか、
とにかく理屈を越えた楽しさがあります。
ある日、弟の娘に七五三のお祝いとして日本画で肖像画を描いて送ってあげたら、
保育園の家庭訪問とか、友達のお母さん方が遊びに来た時にその絵を見て、
「お兄さんは高尚なご趣味をお持ちなんですね」(赤面:(^_^;))とか
「こういう職業の人が親戚にいるの・・スゴイわね・・」(ガ・ハ・ハ(*^_^*):
朝日新聞「ののちゃん」のタブチ先生調で)と言っていたといわれ、
「豚もおだてりゃ、木に登る」ではないが、益々いい気になって、これからは、日本画の
道具をキチンと揃えて描いていこう、と思ったのでした。
【趣味のポイント】
「日々の丁寧な努力 プラス 誉めてくれる人が傍にいること」が、趣味を続け、
上達することかもしれません。(笑)
してきました。おかげで、上野には月1回のペースで出かけるようにも
なりました。いわゆる、西洋の巨匠達の作品を始め、地味な企画も
すべからく勉強と思い、何かをつかむ思いで出かけていったものでした。
そんな時、東京国立近代美術館で「小倉遊亀」展を見る機会がありました。
日本画です。日本画ってなんぞや???、という好奇心もあって見に行ったのですが、
その時の感じが、肩肘張らずに見られたというのか、リラックス出来たというのか、
こんな絵を描いてみたい!、という思いに包まれたのです。
これまで、どこか勉強として、仕事として、何かをつかんでこようという思いが
あったのですが、そんな気分をどこかに置いてきて、気分良く見られたのです。
それからは日本画の画集を図書館で借りたり、どこに行けば、日本画を教えて貰えるのか
調べ、一番最初に辿り付いたのが、東京都が行っている都立高校公開講座でした。
小石川高校で土曜日、計2.5hx5回。課題は最初の2回がバラ。あとの3回は、
自由課題でした。
この時に初めて、胡粉(ごふん:主な原料は貝殻(かいがら)を粉にしたもの)や
膠(にかわ:動物の皮や骨などを煮つめた液)・岩絵の具に触れることが出来ました。
また、その時の講師が、芸大の平山郁夫研究室の助手という、ビックネームだったことも
のめり込むきっかけだったかもしれません。
日本画を一度でもやられた方なら分かるかもしれませんが、絵を描くことと同じくらい
日本画の画材に触れているだけで楽しいというか、気分が集中できるというか、
とにかく理屈を越えた楽しさがあります。
ある日、弟の娘に七五三のお祝いとして日本画で肖像画を描いて送ってあげたら、
保育園の家庭訪問とか、友達のお母さん方が遊びに来た時にその絵を見て、
「お兄さんは高尚なご趣味をお持ちなんですね」(赤面:(^_^;))とか
「こういう職業の人が親戚にいるの・・スゴイわね・・」(ガ・ハ・ハ(*^_^*):
朝日新聞「ののちゃん」のタブチ先生調で)と言っていたといわれ、
「豚もおだてりゃ、木に登る」ではないが、益々いい気になって、これからは、日本画の
道具をキチンと揃えて描いていこう、と思ったのでした。
【趣味のポイント】
「日々の丁寧な努力 プラス 誉めてくれる人が傍にいること」が、趣味を続け、
上達することかもしれません。(笑)
by hynbm
| 2005-09-14 23:07
| お絵かき