風景画 |
いった用語を確認した。そしてそれらがどのようにあるのかも頭に入れた。そうして、北アル
プス。
すると、不思議なことに山の見え方が変わってくる。山々を見ていても稜線はこう通っていて
尾根はこちらへ流れ、そこから右と左に分岐して、谷はその両脇にあり・・・、など今まで
より細かく見え出す。これは燕岳の絵を描いている時もそうだった。
普段人物画の練習がほどんどの私。書かないから当然だけど風景画は不得手。それでも、
目に入る稜線や尾根、谷を意識しながら描いていくと、思っていた以上にうまく描けていく。そ
の時、次回は等高線も意識しながら描いてみようなどと思ったものだ(笑)
そして今日のお絵かき会(人物画)。山での感じをもとに、ココは尾根・谷・稜線などと頭の
なかで言いながら描いていくと、久しぶりに絵を描くも、狂いにすぐ気がつけ、部位のバラ
ンスもしばらく振りにしては、まあまあだったりする。
以前は、ここは僧帽筋とかここは三角筋の中部とか、股関節のへこみとかという意識の
仕方をしていたけど、なんか、尾根・谷・稜線といった言葉の方が、具体物よりも広がりの
ある流れとして感じられ、描いていくには合う感じがする。
また、こういうときには不思議とその時の感じにあった音楽が頭の中で流れていたりする。
Bruce Springsteen - Thunder Road Live in Barcelona 2002