2006年 12月 08日
動滑車 |
先日、某有名バレエ団スタジオの近くを歩いていたら、向かい側から、ダンサーと
おぼしき女性が二人、歩いてきた。真正面から、彼女たちの足の運びを見るのは
失礼と思い、その時は普通に前を向いて歩いていた。
しかし、彼女達は違った。
私の足に視線を向け、驚いたように一言二言かわし、通りすぎる直前に小声で、
「この人、バレエ、やっているのかしら・・・?」と二人で驚いた顔をしていた。
それを聞いた私は、思わず吹き出しそうになり、「してやったり!」と可笑しく
なってしまった。恐らく、最近の私の歩き方は、バレエ初級編の歩き方としては
一応、合格なのだろうけど、なんか、いたずらっ子が、大人に一泡噴かせた感じで
兎に角、笑いを堪えるのが大変だった。
話題チェンジ。
以前、甲野善紀先生が
「水中に小石を投げて、その時、水底にあった泥が、わぁ・・・と沸き立つ感じで体幹を使う」
という、比喩を紹介してくれた。その際、「体幹を動滑車のように使う」ということも
言われていた。
私はこの2つが同じことを表していると思っている。そして、今日、この動滑車の動きを
次第にマスター出来つつあることが嬉しくなっている。まさに、居着かない身体の使い方
であり、人から指導されても決して直ぐに真似できない、寧ろ、見ていても盗めない動きで
あることが分かる。
何度もこのブログで出てきているが、「身体の内側の動き」である。
が、決して特別な、難しい動きではない。
ただ、後に正解ありきの受験勉強的、分析的アプローチでは、見えてくるのが難しい
動きだと思う。正解が見えないなかを、手探りで探していく、そんな手法でしか見えて
こない動きかもしれない。
♪誰も知らない世界へ向かっていく勇気を “ミライ” っていうらしい♪
今の子供達には、受験勉強と同じくらい、正解のない世界へ向かう姿勢も身につけて
貰いたいと思う。
おぼしき女性が二人、歩いてきた。真正面から、彼女たちの足の運びを見るのは
失礼と思い、その時は普通に前を向いて歩いていた。
しかし、彼女達は違った。
私の足に視線を向け、驚いたように一言二言かわし、通りすぎる直前に小声で、
「この人、バレエ、やっているのかしら・・・?」と二人で驚いた顔をしていた。
それを聞いた私は、思わず吹き出しそうになり、「してやったり!」と可笑しく
なってしまった。恐らく、最近の私の歩き方は、バレエ初級編の歩き方としては
一応、合格なのだろうけど、なんか、いたずらっ子が、大人に一泡噴かせた感じで
兎に角、笑いを堪えるのが大変だった。
話題チェンジ。
以前、甲野善紀先生が
「水中に小石を投げて、その時、水底にあった泥が、わぁ・・・と沸き立つ感じで体幹を使う」
という、比喩を紹介してくれた。その際、「体幹を動滑車のように使う」ということも
言われていた。
私はこの2つが同じことを表していると思っている。そして、今日、この動滑車の動きを
次第にマスター出来つつあることが嬉しくなっている。まさに、居着かない身体の使い方
であり、人から指導されても決して直ぐに真似できない、寧ろ、見ていても盗めない動きで
あることが分かる。
何度もこのブログで出てきているが、「身体の内側の動き」である。
が、決して特別な、難しい動きではない。
ただ、後に正解ありきの受験勉強的、分析的アプローチでは、見えてくるのが難しい
動きだと思う。正解が見えないなかを、手探りで探していく、そんな手法でしか見えて
こない動きかもしれない。
♪誰も知らない世界へ向かっていく勇気を “ミライ” っていうらしい♪
今の子供達には、受験勉強と同じくらい、正解のない世界へ向かう姿勢も身につけて
貰いたいと思う。
by hynbm
| 2006-12-08 21:32
| 水 泳